1963-03-18 第43回国会 参議院 予算委員会 第14号
根本的には、私は、戦後どうも大げさに申せば、道義頽廃と申しますか、権利やら自由の主張だけが先走って、責任感や義務の観念が幾分薄れているのではないか、そのことが私は根本的に心配でございます。学校教育を通じて、そういう道義観を植えつけることから根本的には始めるべきであろう。
根本的には、私は、戦後どうも大げさに申せば、道義頽廃と申しますか、権利やら自由の主張だけが先走って、責任感や義務の観念が幾分薄れているのではないか、そのことが私は根本的に心配でございます。学校教育を通じて、そういう道義観を植えつけることから根本的には始めるべきであろう。
それは結局、教育の場における青少年に対する道徳理念の涵養、道義頽廃しないような教育を授けるということにあろうかと思うのであります。
特に、御指摘になりましたように、最近青少年犯罪が非常に増加した、社会的には道義頽廃しておるという実情があるということを嘆かれましたが、私も、国民の一人としてそのことを感じます。
道義頽廃の一つの原因としても、これは見のがすことのできない農地改革によるところの社会的大きな影響だ、広くそういうような点につきましても、社会問題として、今度できます調査会においては御検討になるような御意図あるかどうか、伺っておきたいと思います。
ですから、そういう方面に指向されれば、これは、非常に今日のような道義頽廃している日本ですから、まず小学生から教育していくという、根本的な問題にこれは多くの金を使っても、なお私は決して高しとしないと思うのです。やり方の中心目標というものがはっきりしないから、手伝おうにも手伝えない。ことに、公平に見ますと、文部行政というものは、そういう点においておくれておると思う。なんにも遠慮する必要はない。
いずれまたいろいろと御指導や御指摘をいただきたいと存じておりますが、戦争中及び終戦後の道義頽廃期にお寺まして、これが不法占拠せられ、その他の事由によって、法律的な方法によって解決しなきゃならぬものがいろいろございまして、今にわかに、そくざにこれが使用できないようなものも若干ございます。
例えば経済問題を中心にしてのこれに関連する問題、或いは法的な問題、更に運転手の道義頽廃と申しますか、或いは技術の低下、従つてこれを法的権威によつて解決できるかどうか、これは不可能だと思つております。先ほども、厳重な処分によつてのみでは事故防止はできないという御意見がございましたが、誠にその通りだと思つております。
緒方副首相と気脈を通じておると見られておる改進党の芦田氏は緒方氏との会見のときにも、緒方氏と私との会談は、要するに新規まき直しで政党を建て直し、自粛を挙げることによつて道義頽廃、経済打開を立てるベきである。それには、国会の過半牧に満たない政治力では、果敢な政治を行うことができない。強力政権なくしては、海外の信をつなぐことができないから、速かに合同して実現しようということであつたと告白しております。
道義頽廃、地に落ちているから、そういう面からやろうとおつしやるなら、私は双手を挙げて賛成するのだが、一つの問題をつかまえて見ると、一番止める最後のものじやなかろうかという気がするんです。つまりものには順序があつてね。
而も国会でよく各委員会で、それぞれの所管委員会でこの問題を総理に質しますと、道義が頽廃しておるので、一般国民の道義が頽廃したために、こういうものが起きると逃がれてしまつて、道義頽廃ということで逃がれておるのでありますが、併し税金を納める者からすると、そういう連中に税金を無駄使いされておるということでは堪えられないと思うのです。これらの点について施策が必要である。立法処置が必要なら立法もよろしい。
この間たまたま参議院の本会議において、こういう考えを持つておるかどうか、道義頽廃の今日、国務大臣がさような考えを持つていることは非常な不都合だというおしかりを受けたのですが、それに対して私の所見をただされたときに、私は今でも、それは、なるほどこういつた問題に対しては一利一害、一得一失はまぬがれぬけれども、今日九州の水害の災害民の状態を見たときにあたつて、多少の弊害があつても、できるなれば度数を一回ふやして
たとえば、電力九分割問題しかり、街娼の跋扈、風紀上おもしろからざる出版物の氾濫、はなはだしい道義頽廃の風潮、みなしかりであります。特に、官僚勢力を溺愛する吉田氏の性格的偏執は、占領軍に結びつく一大官僚勢力をつくり上げ、現在まことにはかり知られぬ被害を国民に及ぼしているのであります。(拍手)占領下にあつた吉田首相は、世間に伝えられているところに反して、最も占領軍の勢力を利用した人でありましよう。
けしからぬことで、そういう賭博行為に賛成して、今日の道義頽廃の時代に、一層若い人々をそういう中に巻き込むようなことに赤十字社が賛成をするなら、この赤十字に対しては、もはや国の力をもつて支援するなどということは全部やめるべきものだと、こう考えておるのであります。これについでは、お帰りになつてお伝えの上、大臣からひとつこの席で答弁をいただきたいと思う。
現下の道義頽廃に対しては当然これに対する対策を講じなければならない、このような誠に素直な御答弁でございました。併し私は単にこれのみでなくして、両条約が締結せられ、外国金融資本の支配が強くなると同時に、朝鮮動乱後における我が国の国防生産、この国防生産の強化によりまして、日本の産業機構は非常に軍需的な色彩を帯びて来ているようでございます。
こういうことがいろいろ日本の国民の道義頽廃に拍車をかけておると思うのでありますが、吉田総理はこういうことをどうお考えになつておりますか。あなたこそ一つ乗り出して一国の宰相として、政治道徳の権化として、国民の士気の頽廃しておるのを振興するというようなお心がまえはないか。若しおありならばどういうようなことをおやりになるつもりか。これを一つ伺いたいと存じます。
私はそれがいわゆる道義頽廃になつておるとは申したのではないのであります。私はそういつたような大政党の総裁であり、又総理大臣であらせられまして、殊にあなたが御努力になつた平和条約、或いは安保条約も近く発効するのであります。
私のお聞きしたいのは、あなた方がこの犯罪は道義の頽廃から起つたのだ、こういうことでありますが、道義頽廃の最中にこの事業を運営されたのでありますから、道義頽廃の最中に事業を運営されるについて、道義が頽廃しておるという事実を認めて、どのような方法を講じられたか。今日結果から見て道義が悪かつたからこんなことが起きたというのでは済まない。
社用族の跋扈は池田財政、特にその官僚的な金融政策に基因するところが多いと思いますが、一面におきましては経済道義頽廃の一端を示すものであつて、徴税の技術的な操作によつて粛正することも必要であると思うものであります。
それと同時に、また国民に対する物的な安定とあわせて、教育の問題、これが相並行してこそ初めて日本のこの頽廃した国民道義の高揚という大きな課題が解決の緒に入るんじやないかという考え方を私どもは持つておるのでありますが、文部大臣といたしましては、この遺憾ながらとうとうたる日本の国民的な道義頽廃に対して、これが挽回策について、いかなる抱負といかなる経論とを持たれておるか、これをひとつ率直にお伺いしておきたいと
今日、世はまさにとうとうとして道義頽廃、敗戰とともに一切の権威は否定せられ、あらゆる価値の基準は転倒してしまいました。世の道学先生をして末世澆季であると嘆かしめるに十分であります。今日の青年の心理のごときは、私ども比較的世代が近いのでありまするけれども、とうてい了解に苦しむ。かの三鷹事件の竹内景助のごとき、金閣寺放火の青年僧侶のごとき、これらは精神の分裂症という以外には了解に苦しむのであります。